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民主党政権になってから国難続き

 しかし,民主党政権になってから国難続きですね。

 中国の漁船に体当たりされるわ,ロシアが北方四島にのりこんでくるわ,口蹄疫と鳥インフルエンザ,更に今回の地震と津波。

 何にしても対象を攻撃することでしか自己を立脚できない左側の発想ですから,自分たちが当事者になったときの対応がおかしいこと。

 今回の地震の対応にしても,14日早朝になって東京電力本社に対策本部を設置するだの,IAEA の専門家派遣を要請するだの,僕が首相なら,当日にやってると思いますね。

 国内の専門家の顔をつぶしてしまうかも知れないが,他の国に迷惑をかけてしまう,もっと言えば,地球規模の災害になるかも知れない事象が目の前にあるのに,あまりにも遅すぎる。

 石原都知事が今回の災害を「天罰」と称したことが問題になるとかならないとか,しかし都知事は「ポピュリズムで走ってきたことへの天罰」と正しく表現されています。子ども手当なんか,ポピュリズムの典型ですよね。

 東北地方の人が悪いから,そこに天罰があったというのではなく,だいたい,天罰というのは,直接被害を受けるのは基本的に善良な市民サイドですから,この表現は比較的正しいと思います。

 一般市民が災害にあったとき,為政者は,どう行動するか。寝ないで対応してます,とか,ヘリコプターで現地を視察しました,とか,そんなの当たり前で,上に述べた IAEA への要請とか,そういうことを早くやらなきゃ駄目ですよ。おまけに人数だけ派遣する自衛隊物量作戦。国家戦略や自衛に対してぜんぜん考えていないことが良く現れています。

 人類にとって,最大の天罰と言えるのは,2000年前に,イエスさまを十字架にかけてしまったことでしょうか。

 あと,くだらないことですが,いつも気になるのが民主党連中の異常な丁寧語の連発。自民党政権時代に,麻生首相が漢字が読めない,とか言ってましたが,漢字を読める読めないというのは,そういう書物に触れてきたかどうかが後天的要素としてありますが,丁寧語や敬語の使い方は,読書をしなくても普段の生活の中で正しく考えて生きていれば正しく身につくものです。

 その観点からすると,民主党連中は,どういう生き方をしてきたんだと思いますね。いままで,人(もっと言えば神様とか,畏怖の念の対象)をないがしろにしてきました,と自白しているようなものです。政権を取った上に,問題続きだから,言葉だけでもちゃんとしなきゃ,と今さら思うもんで,勉強してこなかった大学生が,在学中は元気が良かったのに,社会人になって途端にしどろもどろになるのと良く似ています。

 その意味では,小泉元首相は,政策自体は賛否両論ありますが,自信を持って堂々とされていたところは,リーダーたる素質があると思います。石原都知事もそうです。石原さんは,頑固親父の面倒くささがありますけど。

 とにかく,民主党は,今回のことは最後の試練です。ここでどう考えて,誰に指導を仰いで,どう動くかによって,今後が決まります。小沢なんか,何やってんだ(もう呼び捨て)。政権を取った直後に中国政府の赤カーペットの上を堂々と歩いて行ったのは,ありゃ何だったんだ?

 今回の災害が一段落し,次の選挙が行われた後は,日本もいよいよ本当の意味での二大政党の民主主義の道が開けてくるでしょう。私自身は,民主主義も資本主義もまだ間違えていると思いますが。マルクスだったかエンゲルスだったか,言っています。真の共産主義は,民主主義や資本主義を通過した後でなければ実現できない,と。

 あ,誤解の無いようにいっておきますが,私は共産主義者ではありません。過激な言い方ですが,左翼でも右翼でもなく,頭翼主義,神主義です。そうありたいと願っています。いまだ矛盾だらけで,我欲に振り回されていますが。

 いけない,だんだんと激高してきた。今回はこの辺で。